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機密情報や個人情報を含むPDFファイルを公開するときには、非公開部分を黒い四角形で墨消しするのが一般的です。
データデザインのPDFマスキングツールMaskCheckerは、単に墨消しを行うだけではなく、墨消し部分の事前計画、実行、結果確認のプロセスを確実に行うための確認、エビデンス保存機能を備えた、実務用途向けのツールです。
機密情報は黒塗りしただけでは漏洩します!
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PDFの機密部分を公開する際に、機密文字列の上から黒い四角形を図形描画して隠すだけという間違った処理がよく起こります。
これまで、黒塗り枠を動かすだけで元の文字が見えてしまったり、文字列のコピー機能や検索機能を使うとPDFファイルから文字列を抽出できてしまい情報漏洩につながった事故が多数発生してきました。
そういったプロフェッショナルの要請に応え、実務のニーズに応えるツールとして開発されたのがデータデザイン株式会社のMaskCheckerです。
機密情報を確実に消去するにはMaskChecker
MaskCheckerは、公開したくない部分を指定すると、そこの文字列を抽出できないように確実に削除した上で墨消しを行い、確実に機密を保護したPDFを生成できます。
さらに実務では、機密情報を削除できただけでは十分ではなく、工程の正しさを証明することも求められます。
MaskCheckerは、機密情報を削除する計画段階から削除後までのワークフローをサポートし、確実に削除できたことをエビデンス(証跡)により証明する仕組みを用意しており、製薬業などの分野のユーザー様に長く信頼を寄せていただいています。
機密情報の削除は計画・レビュー・実行・検証の4ステップで
MaskCheckerはただPDFファイルを墨消しするのではなく、事前、事後のレビューを伴うワークフローに対応しています。ここでは相手先のレビューを必要とする、製薬業などの規制分野におけるマスキング作業の流れを紹介します。
ステップ1:マスク(墨消し)範囲を計画する
マスクする箇所を決める最初の段階では、Acrobat ReaderまたはAcrobatを使い、コメント(注釈)機能の「ハイライト」で、マスクしたい文字列にハイライトを付与します。
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/2aa5e9a4d40d21005900e4ab8273955b.png)
コメント機能を利用するので、MaskCheckerをインストールしていないユーザーでも作業に参加することができます。
ステップ2:レビュー
相手先にPDFファイルを送付して、事前のレビューを受けます。
相手先にはMaskCheckerのインストールは必要なく、Acrobat ReaderのようなPDFビューアーだけがあれば大丈夫です。
ステップ3:マスク処理を実行する
レビューの承認を得られたら、MaskCheckerをインストールしたAcrobatを使用して、ハイライトをマスク枠に変換して、マスク前の文字情報をCSVに出力します。CSVには、削除箇所と前後の文字列、マスク事由を記録することができます。
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/MaskChecker_CSV_Before.png)
多彩なマスクパターンを用意しておりますが、ここでは「データ削除(黒塗り)」を選択します。
このパターンでは機密部分のテキストを削除した上に黒塗りの枠を描画します。
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/8e8e91cfb44451fd27ea9815b505de8f.png)
マスク処理ができました。
表示文字だけでなく検索・読み上げ用のテキストまで確実に削除され、墨消しされた文字列は復元されることはありません。
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/MaskChecker_Mask_After.png)
ステップ4:結果を検証する
マスク処理の実施時には、エビデンスとしてPDF内の削除箇所をCSVファイルとしてエクスポートして、確実に削除できたことを証明する仕組みを用意しています。
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/MaskChecker_CSV_After.png)
削除の実施者、理由などの過程も記録
実務ではマスクの過程も記録することが求められます。
MaskChekerでは、マスク箇所に「担当者」「理由」を記録し、CSVファイルにエビデンスを残すことができます。
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/5c08f27f635d89a4c70c393bf4d069fb.png)
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/MaskChecker_CSV_Reason.png)
削除のほかに伏せ字などの多彩なマスク処理
MaskCheckerは機密部分の文字を墨消しする以外にも、文字の削除、置換(伏せ字)など、さまざまスタイルの処理ができます。
![](https://www.dod-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/09/0b5df21955beaa43f34bf9e0d1eafd00.png)
MaskCheckerは安全・確実な文書公開業務を強力にサポートします。
MaskChecker(30日間試用版)ダウンロード
MaskCheckerのご使用には以下の環境が必要です。
対応OS | Microsoft® Windows® 8.1 (32bit/64bit) Microsoft® Windows® 10/20H1以降 (32bit/64bit) Microsoft® Windows® 11 (64bit) |
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対応ソフトウェア | Adobe® Acrobat® DC / 20xx (32bit)日本語版 |
<ダウンロードページは準備中です>